独立状況の今と現在
美容室の独立事情って10年前と現在とでは何か違うもんなの?
そうだね、全く状況は変わっているよ!
独立を視野に入れているのであれば絶対に知っておいたほうがいいから今日はそんな内容で進めよう♪
独立状況は年々厳しくなっている
どうも、あいのあです☺︎
表題の件ですが、結論から言うと美容師の独立は年々厳しくなっています!
美容室の飽和、人口減少、物価の値上がりなどなど
様々な要素が関係しており、10年前に比べると確実に美容師さんの独立ハードルは上がっている現状です cry…
そうはいっても全てがマイナス面ばかりではありません。
今回はそんな内容をまとめてみましたので、ぜひご参考にしていただければ幸いです 嬉
【独立】集客
まず集客面はどうでしょうか?
10年前
10年前はブログやSNSが流行り始めた時期なので、今と比べて発信者はまだまだ少ない時代でしたなので、きちんとターゲットに発信すれば無料で集客も可能でした
またホットペッパーも掲載すればそれなりの費用対効果は得られていたので
トータルで考えると一人当たりの新規獲得コストは¥3000〜4000程度だったと見てもいいでしょう💡
現在
10年前に比べてブログやSNSはやってて当たり前、という時代になったので無料でブログやSNSから無料で集客できるのはごくわずかなインフルエンサーか、かなりのリソースを割いてアカウントを作り込める美容師さん、美容室しか集客に繋がらない厳しい時代です。
またホットペッパーに関しても掲載サロンの飽和により10年前に比べると費用対効果は確実に下がっていると言えます
トータルで考えると今現在の新規獲得コストは平均¥6000〜8000程度でしょう。
10年前に比べて約2倍の広告費がかかるって事!?
一概には言えないけどそれくらい集客は厳しくなっているのは確実だね!
そんな中でも集客に困っていない美容室ももちろんあるとは思うから当然やりようによって費用対効果は抑えられるよ!
ただ全体的に見たら厳しい時代だよね…
【独立】求人
では次に求人面を見てみましょう!
10年前
10年前の主な求人媒体はリクエストqjナビやリジョブ等でした。
10年前も美容室の求人は楽ではなかったですが、求人媒体に掲載すれば月に数名の応募はあったりした時代でもあります。
またブランドサロンなどはやはり求人面では圧倒的に強く、まだまだブランドサロンの魅力が活きていた時代かと思います。
とはいえ全体的に見ると一人当たりの求人獲得コストは約50万ほどはかかっていたので、楽ではないですよね…
現在
現在の主な求人媒体ですが、肌感覚としてはリクエストqjナビは上位プランに投資してもほとんど反応が薄いようには感じます…
成果報酬方のリジョブに関しては来ないサロンはほとんど来ないが、ある一定の条件を満たしているサロンはまだまだ可能性はありそうです
*一定の条件についてはここでは割愛します*
最近だとLINE上で完結するワークキャンバスさんが勢いがありそうですが、こちらも楽な状況とは言えません。
*こちらの媒体での求人率を上げるのにもコツはありますが、、割愛致します 御免*
また、ブランドサロンはどうかというと、、
一部のブランドサロンはまだまだ勢いはありますが、全体的に見ると10年前よりも確実に求人はきびしくなってきています
こちらに関しては情報を誰でも手に入れられるようになったのと、ブランドサロンよりも多店舗経営しているビジネスサロンに応募者が寄っているような時代の流れもありそうです
全体的に見ると一人当たりの求人獲得コストは約100万程度かかっていると言えるでしょう。
求人コストも10年前の2倍も!?
でも本当に100万もかかるの??
成果報酬っていってもスタイリスト一人で30万弱とかじゃない??
単純な成果報酬で見るとスタイリスト30万 アシスタント20万くらいがベースだと思うけど、そこに至るまでの掲載費や人事のリソース、人件費、諸々をトータルで考えると100万はかかっているね!
むしろもっと多いかも…
まじんが…??
【独立】融資
独立資金を貯金だけで賄える美容師さんはほとんどいませんので、多くの美容師さんは独立の際融資を受ける事になります。
そんな融資事情は10年前と現在ではどのように変わっているでしょうか??
10年前
美容師さんが独立資金調達をする上で最初に申し込むのは日本政策金融公庫という機関になります。
例えば自己資金300万あれば事業計画次第ではありますが1500〜2000万ほどの融資が可能でした
自己資金合わせて総資金約2000万を確保できれば運転資金が潤沢な状態で独立スタートが可能です。
現在
コロナ禍を経て現在の融資状況は10年前と一変しています、、
コロナ禍において国は通常では借入できない特別融資を手厚く行ってきましたが、みなさんご存知の通り美容室のお客様はすぐに戻ってきたと思います。
当然売り上げも戻るので借入した余分な資金をストックしている美容室が多くあるのが現状です。
逆に資金調達はできたけど経営が苦しくて返済をリスケしているような美容室も多いのが現状でもあります。
上記の2点から新規創業の融資に関してかなり貸し渋りが起きているのが現在の融資状況です。
10年前は2000万借りることもできましたが、現在は1000万以上の融資に関しては申し込み段階からはじかれるケースもしばしば、、
うまいこと自己資金300万あって1000万借りれたとしても総資金1300万となるとまともに運転資金は残りません。
という事で、融資状況に関しても10年前より格段に現在は厳しくなっている現状です。
きちんとした計画があれば融資をしてくれるって訳でもないのね、、??
そうなんだよ、その時の国全体の経済状況、政治の方向性、美容業界全体の状況等、個人単位ではどうにもならない要因が複合的に重なってくるんだよ、、
お金がないとそもそも独立できないから、、無理ゲーじゃね?
そうだね、、相当数の顧客がいる美容師さんや、自己資金のみでも独立できる美容師さんなんかじゃないとゼロスタートは厳しい現状だね
【独立】今、美容師独立に必要な要素とは?
集客、求人、融資という三つの観点から10年前と現在の独立状況を比較してみましたが、総合的に独立が厳しくなってきている事がわかると思います。
とはいえ希望がないわけでもありません。
ではそんな独立が厳しい現在において、これから独立する美容師さんに必要な要素は何なのでしょうか?
【独立】集客のポイント
今まで通りの中価格帯(平均単価¥6000〜8000)をターゲットに集客するのは難しくなってきているので
平均単価¥10000以上の高価格帯をターゲットにし、サロン独自の売りを明確に発信することで一定数の見込み客を集客していくのが一つのポイントです。
単価が高い分当然新規数は減りますがその分サロンの価値に期待を持ってくれている見込み客を集客できるので、スタッフ全員が価値をしっかり伝えられる仕組みがあれば高再来率を実現できます。
新規を数多く狙うのではなく、常連客を増やして年間総客数を増やす発想ですね。
又は真逆の低単価サロンで回せ回せでやっていくのも一つの手段ではありますが、これは大手サロンや資本力のある企業に独占されるので現実的ではありません。
うちのサロンはカラーカットトリートメントで¥16000くらいだから高単価サロンなのかな?
複合メニューで高単価を取れていても、カットだけのお客様が数多くいたりすると結局サロン全体の平均単価は¥6000〜¥8000に落ち着いてるんじゃない?
大事なのは「サロン全体の平均単価」だよ!
【独立】求人のポイント
求人に関してはそもそも美容師さんが働きたいと思う場所で独立しないと、独立後にいくら求人広告費をかけても求人はきません。
だからと言って求人がかかる一等地は当然家賃が高く損益分岐が高くなるので、求人ばかりに目を向けてしまうとそもそも利益が出なくなるので、求人、家賃、集客、このあたりのバランスを考えて独立する事が大前提となります。
その上で大事なポイントは、求人者を選り好みしないという点です。
そもそも求人者を選んでられる状況じゃないって事だよね??
そうなんだよ、一人当たりの獲得コストがバカにならないから慎重に求人者を選びたい気持ちはわかるけど、それは時代とミスマッチだよ!
大切な事はどんなスタッフが来ても結果を出させられる仕組み、文化、教育を整えられるかどうかだね
【独立】融資のポイント
教科書通りに融資を受けてもそもそも一定額しか借りられない現状ですが、やり方次第では現在の融資状況においてもMAX1800万程度の融資は可能です
*実際にコロナ禍以後でもそのくらいの額で創業融資を受けている実例はあります*
ただデリケートな内容でもあるので、ここでは言えませんが、、
興味がある方は独立講習Class1までお越し頂ければ個別でお伝え致します💡
えー、ここで教えてくれないの??
少し複雑なんでね…
大切な事は、頭を柔らかくする事…
【独立】まとめ
今回は10年前と現在の美容師の独立状況を集客、求人、融資の3つの観点から比較してみました。
10年前に比べると独立して長期繁栄するどころか、そもそも独立する事自体のハードルが上がっている事が分かったかと思います💡
そんな中でも個人的に10年前と比べて現在のメリットもあると思っています、
従来の美容師の独立方法ではいっときの成功はできても長期繁栄できている美容室がほとんどないという失敗例がたくさんあるので、それらを参考にした上で独立ができる事。
また独立が厳しい時代だからこそ、勢いに任せて何も考えずに独立した美容室はいずれ淘汰されていくので、逆にしっかりと長期的な視野で目標設定し、逆算思考で計画を立てられる美容師さんは独立の勝算は十分にある事。
独立のハードルが上がっている事は考え方を変えればプラスにも働きますね!
独立する事自体のハードルが上がっているから、独立、経営に向いていない美容師さんにとってはなんとなく独立できちゃうよりも違う道を選んだ方がいいのかもね…
美容師のゴールが独立ではないからね!
組織のマネジメントに携わったり、現場で高単価を実現して時間とお給料をバランスよく取れればそれはそれで幸せな生き方だよね!
大切な事は美容師として自分がどんな生き方をしていくか、、
それをしっかり考えて、その目標に沿った選択をする事なのかな??
そうだね!
自分の目標に紐づいた努力をしなければ結果には繋がらないから、まずは自分がどんな生き方をしたいのかをしっかり考える事が重要だよ。
その上で独立する選択に行き着くなら、まずはしっかりと自分がどんな独立をすればいいかを考えようね💡
独立を志している美容師さんも、または自分が今後どんな働き方をしていきたいか悩んでいる美容師さんも、まずは考えを整理することをお勧めします。
考えを整理し、進むべき道を明確にするサポートとして
独立講習Class1を開催しております
少人数制の講習のため個別対応が可能なので、興味がある方はぜひご連絡お待ちしております😊
サルドクセミナー 開催情報
4/8 現在情報
開催場所
東京都港区青山
✳︎遠方の方はzoomでの参加も可能です
参加費用
美容師独立講習Class1
講習費¥3000
開催時間 13:00~15:00
開催日※
4月10日(月)満席となりました
4月11日(火)満席となりました
4月17日(月)残り2名様
4月18日(火)残り1名様
4月24日(月)ご案内できます
4月25日(火)残り1名様
5月1日(月)ご案内できます
5月2日(火)残り2名様
5月8日(月)残り2名様
5月9日(火)残り2名様
5月15日(月)ご案内できます
5月16日(火)残り1名様
5月22日(月)ご案内できます
5月23日(火)ご案内できます
5月29日(月)ご案内できます
5月30日(火)ご案内できます
6月5日(月)ご案内できます